バイクは分解すれば、再利用できる部品が多いです。ユーザーが安心して廃棄でき、資源を有効活用するための仕組みとして、国内メーカー4社と海外輸入事業社が協力して「二輪車リサイクルシステム」を立ち上げました。そこで今回は、バイク処分をお考えの方へその概要をお伝えします。

故障車や不動車など、もう乗れないと思っているバイクの中には再利用できるパーツもあります。そのパーツを有効活用するために立ち上げられたのが「二輪車リサイクルシステム」です。

乗らなくなったバイク処分をお考えの場合、指定引取窓口または廃棄二輪車取扱店にご相談いただくことで、使えるパーツは再利用し、使えないパーツは二輪車リサイクルシステムに基づいて処理・再資源化します。

二輪車リサイクルシステムの運営開始に伴い、各メーカーは、希望小売価格に処理再資源化費用の一部を含んだバイク（リサイクルマーク付き）の販売を行っています。

そのため、廃棄時に費用を負担することはありません。一方、二輪車リサイクルシステムの運営開始以前に販売されていたバイク（リサイクルマーク無し）は、廃棄時に費用の負担がありました。

しかし、2011年10月からはリサイクルマークの有無を問わず、廃棄時に費用を負担することはなくなり、処理・再資源化が可能となりました。

全国各地にある指定窓口や廃棄二輪車取扱店に自らバイクを持ち込めば、費用はかかりません。一方、廃棄二輪車取扱店にバイクの収集を依頼する場合は、収集・運搬の費用がかかります。しかし、店舗によっては収集・運搬費用も無料で行っているところもあるので、ご利用の際にご確認ください。